ここ最近、会津地域において訪問販売によるリフォーム業者とお客様のトラブルが急増しております。今回は、実際にご被害にあったお客様から状況をお聴きし、注意喚起情報を掲載することに同意をいただきましたので、業者名やお客様の実名を掲載せずに手口を公開いたします。
同じリフォーム業者とのトラブル件数 当社のお客さま 11件 直近6か月間
うち、金銭的被害が無かったのは6件
(お客さまへのインタビュー記事)
ある日突然、「建物の基礎に地震の被害があります」「雪で雨樋が壊れてます」などどリフォーム業者が訪問してきました。頼んでいないのにドローンを用い空撮をはじめ、その後、火災保険で保険金を請求すれば自己負担無く修理が可能です。手続きが面倒な保険金請求は業者側でおこなうので「損害保険申請サポート申込書」にお名前など記入してください。などど半ば強引に署名捺印を求められ、リフォーム業者の営業マンが居る前で保険会社に事故の連絡を電話するように言われました。
会話の内容には《おかしい》点はいくつもありましたが、断れず契約をしてしまったとのことです。
(実際にあったお客さまの被害内容)
リフォーム業者の雨樋に関する修理見積額が100万円超にも膨らみ、保険会社によるお客様宅の被害状況について実地調査をおこなったところ、被害額(修理金額)は17万円程度でした。
お客様はリフォーム業者へ保険金支払額(17万円)と業者見積額(100万円超)と開きがあるので、自己負担が発生するのでキャンセルしたいと申し出をしました。そこでリフォーム業者は「損害保険申請サポート」に完全報酬型の記載があるので、受け取った保険金の40%について支払を求めてきた。
その他のお客様では、リフォーム業者の見積額があまりに高額だったのでキャンセルしたい申し出をしたところ、キャンセル料として修理見積額の10%を請求されたなどの被害も発生しております。
(被害にあわないようにするには)
・自然災害等のご被害の調査費用など一切掛かりません。
・保険金のご請求はご自身でも手続きがおこなえます。
・保険金のお手続きは、みなさまの契約をお預りしている代理店がおこないます。
・ご家族に相談してください。
・契約をお預りしている保険代理店にご相談ください。
・断ってもしつこく勧誘される時には迷わず 110番!を
基本的にお客様の個人情報等の関係上、リフォーム業者が保険金請求書の手続きを代行することはございません。
(既に契約してしまって困っている方は)
・まずは契約したリフォーム業者へ依頼を断る。
・消費者ホットラインへ相談 電話番号188(携帯電話や固定電話OK)
・クーリングオフの手続き
最近ご被害が多く発生している地域は、会津若松市、喜多方市、会津美里町です。
独立行政法人国民生活センターによる2021年10月時点で相談の増加が目立つワースト4位となる身近なトラブル事案です。
被害に遭うまえに、まずは迷わず保険代理店にご相談ください。