近年、気候変動の影響により、豪雨や台風による風水害・土砂災害発生リスクが高まっています。
【直近の災害の状況】
令和元年の水害被害額は、全国で約2兆1,800億円となり、平成16年の被害額(約2兆200億円)を上回り、1年間の水害被害額が統計開始以来最大となりました。
また、都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおりです。
①福島県(水害被害額:約6,823億円)
②栃木県(水害被害額:約2,610億円)
③宮城県(水害被害額:約2,530億円)
※3県はそれぞれ昭和36年の統計開始以来最大の被害額
(出典:国土交通省 水害統計調査 令和元年の水害被害額(確報値)(令和3年3月31日))
昨年も「令和2年7月豪雨」で断続的な大雨による河川氾濫・土砂災害により甚大な被害が発生しています。
・九州南部、九州北部、東海、及び東北の多くの地点で、24、48、72時間降水量が観測史上1位。
・国や県が管理する65水系203河川で決壊等による氾濫が発生。
これから、豪雨・台風のシーズンになりますが、直前の対策により、被害を軽減することが可能です。
突発的に発生する地震と異なり、台風は1週間~10日前程度から予測可能で、直前の対策をとる時間があります。
もしもに備えて、自分たちができる備えを今からでもしていきたいですね。